【創業】前株・後株の違いについて – ㈱○○、○○㈱
株式会社の設立において、社名(ネーミング)の相談もよくあります。コアの部分は考えているのですが「株式会社〇〇」と「〇〇株式会社」どっちがいいですか?というものです。株式会社が前にあれば前株(まえかぶ)、後ろにあれば後株(あとかぶ)、後ろ株(うしろかぶ)といいます。今回はその違いについて説明します。
株式会社について
株式会社(かぶしきがいしゃ)とは、細分化された社員権(株式)を有する株主から有限責任の下に資金を調達して株主から委任を受けた経営者が事業を行い、利益を株主に配当する、「法人格」を有する会社形態の1つであり、社会貢献と営利を目的とする社団法人である。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社は、設立時に法務局へ商号(社名)などを登記をする必要があります。登記とは、ざっくりいうと公に認めてもらうための手続きです。その際、商号に「株式会社」という4文字を加える必要があります。特に前後の場所は決まりがありません。社名の中間につけているところもあるみたいです。
前株(まえかぶ)
- 株式会社ユニクロ
- 株式会社セブン&アイ・ホールディングス
- 株式会社リクルートホールディングス
比較的新しい会社は前株を取ることが多いといわれています。株式会社であるということをアピールしやすいのが特徴です。
後株(あとかぶ)
- 任天堂株式会社
- パナソニック株式会社
- トヨタ自動車株式会社
昔から続いている老舗の企業は、後株が多いといわれています。そのため、後株の会社は創業からの歴史が長く、伝統がある老舗ブランドというイメージがありそうですね。
まとめ – 前株・後株の違い
以上、前株・後株の違いを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
「株式会社〇〇」と「〇〇株式会社」の選択に決められたルールはなく
どちらを選んでも法律上の問題はありません。そのため、迷うことも多いと思います。
しかし結局のところ、好みとセンスが決め手になると考えます。
企業としてどんなイメージを大切にするのかとうい点で考えるのもいいかもしれませんね。
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